アンダーソン・毛利・友常 法律事務所 外国法共同事業 インタビュー

今回はアンダーソン・毛利・友常 法律事務所で働く弁理士の方に、お話を伺ってきました。

アンダーソン・毛利・友常 法律事務所の特徴・強みについて

貴所の特徴・強みはなんですか?

アンダーソン・毛利・友常 法律事務所(略称:AMT)は、M&A、ファイナンス、キャピタル・マーケッツ、事業再生・倒産、訴訟・仲裁をはじめ、企業活動に関連するほぼすべての専門分野においてリーガルサービスを提供している、総合法律事務所です。

事務所全体で見ると、ワンストップでサービスを提供しているのが大きな強みであり、なおかつ弁理士視点から見ると、訴訟業務にも携わることができるのが特徴的な部分だと思います。

実際弊所の弁理士は、全員がかなりの回数、訴訟業務に関わった経験を有しています。

弁理士がスキルアップを考えたとき、大きな選択肢として訴訟業務というものが出てきます。そんな訴訟業務に携わる機会が豊富にあるというのは、成長のために転職を考えている弁理士にとって、かなりプラスになるのではないでしょうか。

それからAMTは報酬体系が分かりやすいので、その点も良いところだと思います。

弁理士のスキルアップ手段として、外国関係の仕事に携わる、という選択肢もよく見ると思います

そうですね。AMT自体が国際的な案件に強くグローバルにも展開している法律事務所であり、弁理士にとってみると、主要顧客に外国の大手企業がいることもあって、外内案件を担当する機会に恵まれています。

ここで特徴的な点として、一部のクライアントとは、企業の特許部と直接コンタクトしてやり取りを進めていることが挙げられます。

一般的な、現地の特許事務所・代理人とやり取りをする方法より、うんと成長することができます。

そうなると、英語力って相当高いレベルで求められますか?

実務ができる程度の読む能力・書く能力はマストです。

英語を使ってコミュニケーションを取る機会も少なからずありますが、英語で話すことに抵抗がなければ問題なくやっていける環境です。

英会話力の上手い下手は問いませんので、話す能力についてはあまり気負わずに応募してもらえたらと思います。

弁理士の勤め先としては特許事務所や企業知財部なども候補としてありますが、法律事務所で働くことにはどんなメリットや面白さがあるでしょう

やはり一番は訴訟業務に携わることができるなど、仕事の幅が大きく広がることです。

私自身、AMTで働く前はある特許事務所で仕事をしていたのでよく分かるのですが、特許事務所はやはり出願がメイン業務で、ほかの係争や訴訟といった仕事も取り扱える事務所は少数です。

その点、法律事務所で働くと出願以外の業務経験も色々と積めて成長していくことができます。

また特許事務所によっては、効率性を高めるため、業務ごとに担当を分けることもあります。そういった業務形式ですと、事務所自体には多様な案件が来ているけれど、結局自分が関われるのはごく一部の仕事だけ、ということが起きるかもしれません。

しかしAMTなら出願から中間処理関係、訴訟業務まで、一貫して案件を見ることができますから、様々な仕事を経験できます。

働き方について

普段の業務で、大切にしていることはなんですか?

基本ではありますが、品質の高さはやはりこだわっている部分です。

これは弁理士に限った話ではなく、事務所全体で掲げている理念でもあります。

AMTは「ベスト・クオリティーの追求」を理念として掲げ、4つのアプローチをもってサービスの質の維持向上を図っています。

  • Full-Service
  • Client First
  • Cross-Border
  • Accumulated Knowledge

そのためにも勉強会や弁護士との情報交換などで、常にアップデートし続け、最新の情報でもってベスト・クオリティーのサービスを提供するよう努めています。

今回採用された人は、入所後どんな風に働いてもらうイメージですか?

まず担当分野は、その人の専門性を見て一番適切なものを割り振ります。

経験のある方を採用した場合は、その経験に応じて仕事を担当してもらいます。

一方、弁理士試験合格者の場合は明細書作成経験がないと思います。こういった若手にはメンターが2名付いて、丁寧に指導、サポートをしていきます。

2年目以降は成長度合い等に合わせてサポートをしますので、その中で仕事をしていくイメージです。3~4年ほどやって一人前になったら、知財部門のトップが最終チェックをしつつ、自主的に仕事を進めていただく、というような感じで経験を積んでいってもらう予定です。

職場の環境について

職場はどんな雰囲気ですか?

弊所は1952年に設立されたアンダーソン・毛利法律事務所から始まった事務所で、70年以上の歴史がある一方、若手の人材も多く活躍しています。2023年4月時点のデータになりますが、弁護士らは平均年齢が39歳2ヶ月、20代~40代の者が80%以上となっています。

それもあって社内の人間関係はとてもフラットで、立場に関係なくお互いに率直に意見を言える環境だと思います。そもそもAMTは硬直的な指揮命令系統がなく、案件ごとにチームを結成するスタイルを採用しています。

多様性と自主性を尊ぶ風土が培われているので、日々仕事をするなかでも、気軽に相談ができる空気があります。

転職者としては忙しさや働きやすさも気になるかと思います。この点について、詳しい話が聞きたいです

弊所にノルマはありませんので、バリバリ働くか、プライベートを大切に、仕事量をセーブするかは個人で調整ができます。

弁理士ではなく弁護士へのインタビューにはなりますが、AMTのHPには産休・育休から復帰して現在も活躍している方の話が載っていますので、ぜひこちらもご覧ください

とはいえ、AMTで働く弁理士は訴訟の依頼にも関わっていきます。訴訟の仕事はその特性上、どうしても期限や業務量の多さに悩まされやすくなりますから、依頼内容次第では忙しくなるタイミングも出てきてしまいます。

ですがAMTは自由に働ける風土があるので、のびのびと働けます。

例えば週に何日かテレワークができますし、ITシステムもしっかり構築されていて、非常に便利です。

所内システムには、これまでAMTが受けた案件も蓄積されており、これらにアクセスできるのも良い勉強に繋がります。

今回の求人について

今回はなぜ求人募集を行っているのですか?

知財の重要性が増していることもあり、現在弊所では知的財産関係の依頼が爆発的に増えています。

そのため現在の人員では手が足りないので、募集を行っています。

具体的には、どのような人材を求めていますか?

なかでも化学・バイオ系の依頼が急増しているので、これらの分野を専門にしている経験豊富な方に来ていただけると一番助かります。

またAMTではデューデリジェンス業務など、様々な業務を担当することがありますから、フレキシブルさのある人を求めます。

私は出願業務しかやりません、などという方とは、お互いマッチしない職場だと思います。

あとAMTは、自発的に動ける人に合っている職場だと思います。人間関係がフラットで、一般企業のような上司部下のきっぱり分かれている体制ではないため、言われたことだけをやる受け身の人では働きづらいでしょう。

最後にひとこと、メッセージをお願いします!

日本を代表する法律事務所のひとつであるアンダーソン・毛利・友常 法律事務所は、弁理士にとっても一段と大きく成長できる職場です!

ベスト・クオリティーの仕事を目指して、私たちと一緒に働きませんか?

皆さまからのご応募、お待ちしております。

【弁理士採用説明会のお知らせ】

アンダーソン・毛利・友常法律事務所では、弁理士の皆様、弁理士試験合格者の皆様方を対象に、事務所説明会を開催いたします。詳細はHPをご確認ください。