弁理士法人シエル国際特許事務所 インタビュー
特徴・強みについて
貴所の特徴・強みはなんですか?
私たちくらいの規模の特許事務所は、中小企業さんだけをクライアントとしている場合が多いと思います。
ですが弊所は仕事の半分が上場している大手企業からの依頼です。残りの半分は、私がつくば研究支援センターのサポーターをしていることもあり、研究所発のベンチャーのお仕事が多くを占めます。
大企業の仕事もできるし、一方ではベンチャー企業に寄り添って知財部的な仕事もできる点は、かなり特徴的かと思います!
やりがいも感じやすい
それから弊所は小さい事務所な分、相談の仕事を頼まれることも多いんです。
「ちょっと相談なんですけどいいですか?」といったお話も多く、頼りにされている感じは実感できるかなと思います。
相談の依頼は大きい会社さんから来ることもあります。
出願前のご相談から始まって、さらにそれが製品化される様子も、食品関係だと結構早くかつ目で見えるので、そういう面からもすごくやりがいを感じられる職場かなと思います。
特許事務所と知財部の良いとこどりのハイブリッド、といった感じですね!
では続いて、取り扱い分野・得意分野について教えてください
今は食品分野の依頼が一番多いです。
出願以外の、目に見えない部分のお仕事を含めて見ても食品が一番多く、その次が化学系になるかと思います。
外国関係のお仕事の状況について、教えていただけないでしょうか
売り上げベースで見た場合、半分は外国出願の依頼になります。
働き方について
普段の業務で、大切にしていることはなんですか?
ミスがあったらいけない仕事なので、正確性は外せません。
それからお客様にとって分かりやすい、親切で丁寧な説明をすることは意識しています。
依頼の半分はベンチャー企業からとお話しましたが、そういった、知財部がない会社、知財の知識がない方でも分かるようなフォーマット・原稿で送るようにしています。
今回採用された人は、入所後どんな風に働いてもらうイメージですか?
弁理士で経験のある方なら、パートナーみたいな形で、自分でお客様を見つけてもらい、売り上げに応じたお支払いをする、というお仕事の仕方も可能です
未経験者の方だったら、将来的に弁理士になっていただくのが前提なのですが、1から私のお手伝いをしながら、何年かかけて、どういうお仕事かを覚えていってもらう予定です。
事務職の場合は、基本的に経験者の方を採用したいなと考えているのですが、これまでも経験者の方は「うちはこういう方です」という事をお伝えすれば、もう皆さんご自身でできてしまいます。
なのでそのまま、やりやすいように仕事をしてもらえたらと考えています。なかには改善点もあると思うので、そういった部分はぜひ改善案を提案していただけたらとも思います。
職場の環境について
貴所はどんな雰囲気の職場ですか?
今スタッフが女性しかいないので「女性だけの職場」といった感じです。
ただ、案外シーンとしていないのは、少し特徴的な部分かなと思います。
特許事務所は図書館のように静まり返った、静かで孤独な環境であることが多いのですが、弊所は普通に話せて、わからないことも聞きやすい環境です。また、そういった雰囲気づくりを心がけてもいます。
働きやすさという面から見た貴所について、教えてください
休みは多いほうです。
皆さん有給も大体消化し切っていますし、5日間ある夏休みもきちんと取っていらっしゃいます。
事務の方のなかには産休を取得して戻ってきて、子育て中なので時短勤務している方もいますし、比較的働きやすいほうなんじゃないかとは思います。
求人を募集した理由
今回求人募集している理由は、なんですか?
技術者のほうは、ちょっと今案件が増加していてオーバーフロー気味なので、メンバーを増やしたく応募を行っています。
それから事務の方がひとり退職するので、そちらの補充という意味で募集中です。
具体的には、どのような人材を求めていますか?
コミュニケーションが苦手じゃない人です!
この仕事はお客様と接する仕事なので、そこでトラブルが起きるのは避けたいですね。あと従業員同士のコミュニケーションも、仕事をするうえでは必要です。
なのでまずはコミュニケーション能力がある方を求めます。
それから、知財の仕事がやりたくてたまらない!という人に来ていただけたらと思います。
知財業界には研究者から転向してくる方もいるのですが、「知財くらいできるだろう」と、舐めた姿勢の人がいるのも事実です。
そうではなく、本当に知財が好きで知財の仕事をしたい方と一緒に働けたと思っています!
海外案件も多くあるとのことですが、英語力について特に求めるものはありますか?
そこまで高い英語力は求めていませんが「英語が全然苦手!!」だと、国内案件しかできなくなってしまいます。
なので英語に抵抗がないことは必要でしょうか。
話す機会は少ないので、リーディングと多少のライティングができれば問題ないと思います。