弁理士法人iX 代表インタビュー

インタビュー

弁理士法人iXの特徴
貴所の特徴はなんですか?
私たちの事務所は設立から20年の特許事務所ですが、開業以来、安定成長を続けており、現在では特許公開公報の公開ベースで神奈川県で2番手の特許事務所となっています。
毎年安定して成長し続けており、いまだに成長スピードに人手が追いついていません。
ですから、才能を生かして経験を積みながらスキルをアップさせたいという人にはピッタリの環境だと思います。
もちろん、ワークライフバランスを重視したいという人もいるでしょう。所員のみなさんが充実したライフタイムを過ごせるように、配慮を欠かさない事務所でもあるといえます。
職場の環境について
貴所はどんな雰囲気の職場ですか?
事務所は神奈川県横浜市のみなとみらいにあり、広くて明るいオフィスからはみなとみらいの眺めを一望できます。夜景も美しいです。

また、都内の事務所さんと比べると、電車などもそれほど混むことはなく、快適に通勤できます。
技術者の仕事スペースはパーテーションで区切られていて、集中しやすいながらもメンターや隣席の人にも話しかけやすく設計されています。
弊所のスタッフはみんなとても穏やかで明るい人なので、コミュニケーションも気軽にとることができます。
お話を聞く限り、とても働きやすい職場なのかな~と思うのですが、具体的にどんな制度があるのでしょう
技術系スタッフから「iXは職場の雰囲気が明るくて自分のペースで仕事を効率的に進められるのが良い」と言われたこともあるのですが、自分のペースで働けるというのはワークライフバランスの取りやすさにも通じていると思います。
具体的にお話ししますと、弊所では完全フレックス制・テレワーク併用制を採用しているので、仕事とプライベートの折り合いをつけながら効率的に働くことができます。特に弁理士・技術者は、柔軟に働けます。
子供の送り迎えのために早く退社して残りはテレワークで仕事をする、といった柔軟な働き方も可能で、所員のなかには共働きで3人の子供を育てながらがんばってくれている弁理士さんもいますよ。
お昼休みもフレックス制を採用していて、11時から14時の間で1時間、各自が好きなタイミングで休めます。このため、自分の仕事のペースを維持しやすく、また、ちょっとした私用があってもお昼休みに済ませやすいです。
働きやすい職場という点は、弁理士試験の受験にもプラスになります。
実際、入所後に勉強して弁理士試験に合格した人も複数名います。事務所のほうでも支援をしますし、受験に伴う休暇も設けています。
「才能を生かして経験とスキルを向上させたい人にはぴったり」ともありましたが、業務面で特徴的なところはありますか?
私たちの事務所は、それほど規模の大きな事務所ではありません。大手の事務所だと機械分野担当・電気分野担当のように分野ごとに分かれていたり、あるいは、国内出願と外国出願のように出願国ごとに担当が分かれていることも少なくないのです。
これに対して、私たちの事務所では、幅広い技術分野を担当することも可能なので仕事の幅が広がり、働いていて楽しいと思います。
基本的に1人の弁理士さんには、1件のご依頼について、その国内出願、国内の中間処理、対応する外国出願、外国の中間処理を一貫して担当いただきます。これにより、1つの発明について、発明者様との打合せから各国での権利化まで総合的に経験できます。例えば、外国での審査の経験を他の案件での発明者様との打合せや日本語明細書の作成にフィードバックできますので、深みのある能力が身につきます。また外国の手続きに不慣れな人でも、メンターや事務担当者などのアシストにより、すぐにスキルが身につきます。さらに、無効審判や侵害訴訟も手がけています。
なおかつ私たちの事務所には、欧米やアジアなど諸外国から頻繁に代理人のアトーニーが来訪します。アトーニーが最新の情報をレクチャーしてくれたり、こちらの質問に答えてくれたりします。アトーニーとの会食も頻繁にあり、希望すれば誰でも参加できます。これら外国のアトーニー達とのコミュニケーションを通じて、外国制度についても常にアップデートでき、国際感覚が養われるとともに、英語のスキルも上達します。外国人の同業者と知り合いになれると、世界観や人生観も広がりますし、何より単純に楽しいものです。
ちなみに近い将来、コロナの影響で中断していた米国研修も再開する予定です。

働き方について
普段の業務で、大切にしていることはなんですか?
お客様のお役にたてるように仕事をする、これに尽きます!
私たちの事務所では、技術系スタッフの一人ひとりがお客様とコミュニケーションをとりながら業務を進めます。
ですから、いつもお客様のお顔を思い浮かべて業務をしていますし、今回採用する人もそういった仕事ができる、あるいはしたい方でいて欲しいと思います。
お客様と二人三脚になって良い知財サービスを提供させていただく作業は、大変でもありますが、とてもやりがいがあります。「ありがとう」のお言葉をいただけるのは、やはり嬉しいものです。
今回採用された人は、入所後どんな風に働いてもらうイメージですか?
担当分野はその人の専門分野のみならず、ポテンシャルやご希望も考慮して決定します。1つの分野に慣れた後は、2つ目、3つ目の分野に挑戦することも歓迎しています。
そしてメンターが必ずついて、国内出願から仕事を始めていただくことが多いです。
ちなみにメンターは担当案件以外の面もサポートしてくれる存在で、「〇〇は事務担当のAさんに聞けばいいんだよ」といった所内の一般的な事項などについても教えてくれるので、職場になじめるのも早いのではないかと思います。
今回の求人について
今、貴所ではどのような人材を求めていますか?
「お客様のため」、「事務所のため」という視点を持っている人です。
やはり自分の見方だけで物事を推し進めると、お客様やほかのメンバーとのトラブルが起きてしまいます。ですから自分視点よりも一段高い視点で物事を見れる人を求めます。
それから最新の技術に触れるのが好きな人、そして文章を書くのが好きな人に集まっていただきたいです。弁理士・特許技術者の仕事をするうえでは、やはりこれらの能力が必要になります。
先ほども申し上げたように、私たちの事務所では、本人が希望すれば幅広い技術分野を担当できます。なので、例えば今、大手の特許事務所で働いていて、特定の技術分野の仕事ばかりやっている、経験はないけど他の技術分野にもチャレンジしてみたい、やればできると思うけど確信は持てない、なんて思っている方には、ぜひ私たちの事務所でチャレンジしてほしいです。新しい世界が広がると思います。
特許事務所の経験は、やはり必須ですか?
経験があるにこしたことはないですが、未経験者も受け入れています。実際に、私たちの事務所で今活躍しているメンバーの中には、完全に未経験から始めた人も大勢います。
知財の仕事は専門性が高いと思いますが、未経験から始める人の場合、自分の適性をどのように判断したらよいでしょうか?
特許事務所の技術系スタッフの仕事の中核は、特許明細書の作成(またはその補助)です。これは、発明者の方から説明を受けて、発明を理解して、それを特許明細書の形式で再構築して表現するという作業です。このため、理系的な理解力と、理解した発明を表現できる文章構成力が要求されます。
とはいえ、ご自身の適性はご自分ではわからないことが多いと思います。例えば、現在エンジニアのお仕事をしていて、技術は好きだけど自分にはもっと得意な側面があるんじゃないかと感じている方、企業の知財部で働いているけれども、特許明細書の作成スキルを極めたいと思っている方などは、ぜひ弊所の門を叩いてほしいです。事務所見学に来て頂ければ、私たちとの対話の中で、ご自身の適性を見極められるかもしれません。事務所見学に来たら応募しなくてはならない、ということは全くありませんので、お気軽に声をかけてください。
今後の展望について
これから、弁理士法人iXをどんな事務所にしていきたいとお考えですか?
まずは「常にお客様のお顔を思い浮かべて心をこめて丁寧に仕事をする」という方針を続けていって、少しずつ成長していきたいと考えています。
また、近年の事業環境の変化に呼応して、ITやAIを用いた業務の効率化にも積極的に取り組んでいます。これについては、お客様のご要望もリサーチしながら、経営者、技術系スタッフ、事務系スタッフが一体となって推進しています。

私たちの事務所は、2004年に「日向寺国際特許事務所」として創業し、2023年に「弁理士法人iX」になりました。弁理士法人というのは、いわば会社です。所員のみんなと力をあわせてこの会社を引き続き成長させていきたいと思っています。
最後にひとこと、メッセージをお願いします!

私たちは、弁理士法人iXってすごく良い事務所だと自信をもっています。
とはいえ文章だけでは、伝わらない部分も多くあるものです。ですからぜひ事務所を訪ねてみてください!