知財HR 利用者インタビュー【弁理士法人そらおと】

東京都江東区亀戸に居を構える、弁理士法人そらおと。

電気系・IT系分野を得意とし、「クライアントに無駄な特許を取らせない」「特許の明細書には、発明だけでなく、その裏付けとなる技術をしっかりと書く」という方針のもと業務を行っています。

2018年の設立から最近まで、いわゆる「ひとり事務所」として活躍されていましたが、先日「知財HR」を利用して2人目の弁理士を雇えたとのことで、詳しいお話を伺ってきました。

※現在、弁理士法人そらおとは求人募集を行っていません(2023年10月27日時点)

――本日はよろしくお願いします!

黒瀬代表(以下、黒瀬):よろしくお願いします。

元川氏(以下、元川):よろしくお願いします。

――まずは黒瀬様、無事のご採用おめでとうございます。また元川様もこの度のご入所、おめでとうございます。

――早速お話を伺いたいのですが、そもそも黒瀬様は求人募集をはじめた当初、どんなことに困っていましたか?

黒瀬:まず弊所の求人のターゲット層は、IT系技術のバックグラウンドを持つ若手の方、でした。

ですがこういった人材に訴求する方法が分からず、色々と思考錯誤をしていました。いくつかの媒体に求人を出していたのですが、最終的に、カジュアル面談(注1)もあった知財HRから一番若い方が来ました。

(注1)カジュアル面談とは、簡単に言うと「個別の会社説明会」。面接前に交流する機会を設けることで、お互いのミスマッチを減らすといった役割がある。

――いくつかの媒体に出稿されていた、とのことですが、どんな媒体を利用していたのですか?

黒瀬:ハローワークや日本弁理士会の求人情報欄などに出稿していました。自分で求人ページ作成・求人掲載ができるサービスなども利用していましたよ。

――そこから来た人は、ターゲット層とマッチしていたのでしょうか

黒瀬:実を言うと、知財HRを含めこれらのサイトは、「うちに直接連絡が来るので、どのサイト経由で応募があったか分からない」形となっています。唯一経路が分かるのは、知財HRのカジュアル面談だけでした。

なのでどのサイトを見たのかまでは分からないのですが、知財HRのカジュアル面談以外はほぼ60代70代の高齢の方からの連絡と、ターゲット層からは大きく外れていました。

なかには求人票に明記した技術分野のことを知らないという、応募条件に全くそぐわない方からも連絡がありました。

――ではそのような状況の中、元川様を採用した決め手を、簡単に教えていただけないでしょうか

黒瀬:まずターゲット層の年齢に合致していて、なおかつ技術面のバックグラウンドもお持ちでした。

また元川先生は、弊所の作成した明細書をJ-PlatPatで読んでいて、明細書作成の姿勢に共感を示していました。

加えて、徹底的な指導を求める姿勢もお持ちだったこともあり、採用をするに至りました。

――今、J-PlatPatで明細書を見ていた、との話がありましたが、元川様はどんなきっかけで弁理士法人そらおとを知ったのですか?

元川:最初はJ-PlatPatで勉強がてら、色々な事務所の明細書を見ていたときのことです。私はまだ研鑽中の弁理士ではありますが、黒瀬先生の書かれた明細書を見て「しっかり書かれている明細書だな」と感じました。

そこで黒瀬先生の名前(編集部注:黒瀬 泰之)を検索し、弁理士法人そらおとのことを知りました。

公式HPに掲げられている、疑問点を徹底追及して明細書を書く姿勢も、興味を引かれた点のひとつです。

――カジュアル面談を利用された、との事ですが、どうやってカジュアル面談(知財HR)のことを知りましたか?

元川:そらおとの求人情報で検索したとき、知財HRの記事がヒットしたことで知りました。

――ではカジュアル面談をやった率直な感想を教えてください!まずは黒瀬様からお願いします。

黒瀬:カジュアル面談は複数回行ったのですが、履歴書の提出も求めないかたちでやったので、求職者の方からしてもカジュアルな感じになったのではないかと思っています。

採用面接と違ってかしこまるところもなく、ざっくばらんに会話できたと思います。

――求職者とざっくばらんに話せることは、その後の選考や採用に活きましたか?

黒瀬:私個人は、採用面接でもカジュアル面談でも同じように話すタイプの人間なので、「ざっくばらん」という部分はさほど影響を与えていません。

ですがフランクに話す機会があることは、求職者にとって、ファーストアポイントを取るハードルを下げてくれると思います。実際元川先生も、私服でフランクに面談にいらっしゃいました。

求職者サイドのハードルが下がることで、より多くの人に来てもらえるのかなと思います。

――では求職者の立場からのご感想を教えて頂けませんか?

元川:一般的な採用面接は、面接官も聞くことをある程度決めていて、自分のことや本音などを話しづらいかしこまった雰囲気があります。

ですがカジュアル面談には採用面接のような壁もなく、様々な話をできます。事務所の雰囲気や本音を知りやすい機会だなと思いました。

業界の世間話をしたり、自分の仕事に対する思いを自分の言葉で話したりすることも難しくありません。

今回の場合は、黒瀬先生がどんなことを考えて仕事に取り組んでいるのかも分かりました。

――カジュアル面談があることで、求人に対し連絡することのハードルは変わりましたか?

元川:はい、心理的なハードルは低くなったと思います。

――求職者の立場からすると、カジュアル面談はあったほうが嬉しいですか?

元川:あったほうが嬉しいです!

求職者サイドにも大きくメリットがありますし、事務所サイドとしても、今の転職者がどんなことを求めているかが知れる、情報交換の機会になるのではないでしょうか。

――元川様が転職先を探していた時、困っていたことがあれば教えてください。

元川:仕事探しには、他の知財専門の求人サイトを主に使っていました。

エージェントではなく求人広告掲載型のサイトだったのですが、求人票の情報量だけでは、実際にどんな人を求めているのか、事務所の雰囲気、所長の方針などが見えてこない点に困っていました。

――では知財HRを利用して、いかがでしたか?編集部への忖度は不要です、ぶっちゃけた感想を教えてください!

黒瀬:写真とインタビューをふんだんに使って、弊所の雰囲気をよく伝えるページを作っていただきました。求人票だけのサイトに比べて、かなり訴求力が高いと思います。

インタビューをした程度であとは全部やってくれたので、掲載が手間だと思うこともありませんでした。

ただ「この人は知財HR経由で来た」といったアクセスが分からない点については、改善されると良いなと思います。

元川:まずサイトが見やすいです。写真も多く、スマホでも綺麗に表示されました。

インタビューで情報量が多いのも良いなと思いました。事務所の方の言葉で伝えているので、どういうことを考えて仕事をしている職場なのか、といった職場の雰囲気を知りやすかったです。

また応募しない事務所のインタビューも、業界のことを知る材料のひとつになるので、興味深く読めました。

――忌憚なき意見をありがとうございます。最後に、元川様の今後の目標をお伺いしたいと思います!

元川:黒瀬先生が求めるレベルの思考力を早く身に付けて、顧客から信頼されるようになりたいと思います!

――編集部も応援しております!

――本日はありがとうございました。

 

【弁理士法人そらおと 概要】

名称:弁理士法人そらおと

所在地:〒136-0071 東京都江東区亀戸2丁目34番8号 ウィンド亀戸ビル5F

電話番号:03-5875-5912

代表社員:弁理士 黒瀬 泰之

主な取り扱い分野:電気系・IT系

公式HP:https://soraoto.or.jp/