株式会社root ip -代表インタビュー-

【今回お話を伺った方】

代表 大倉昭人氏

東京大学工学部卒、同大学院修了後にNTTドコモ研究所にてIT技術研究に従事。弁理士登録後、2014年root ip創業。

事業について

まずは御社の事業について、教えてください

当社はroot ipという知財管理システムを開発・提供しています。

世の中に知財管理システムは色々ありますが、他社製品とは異なり、弁理士である私自らが開発しています。”知財の実務を分かっている人”が作っていることあり、使いやすいシステムになっていると自負しています。

実際、会社設立から10年ほどが経ったのですが解約率は非常に低く、2024年6月時点での利用継続率は98.2%です。

私たちの提供している知財管理システムは企業知財部から大規模特許事務所、小規模特許事務所、大学まで、どんなスケールの組織にも対応できるようになっています。

機能もかなり多彩なので、ぜひHPの紹介ページもご覧ください。

日々の業務について

貴社を一言で表すと「知財管理システムを開発・提供する会社」ということですが、今回募集されている「知財事務」はそのうちの、どこの業務を担当するのですか?

当社が提供している知財管理システムを導入している方向けのサポートを担当していただきます。

私たち自身は良いシステムを提供していると思っていますが、どうしても「システムを使いこなせるか不安」という人はいますし、ときには「優先日って項目はなんのこと…?」といった人もいます。

そのような、システムを使うのが苦手な人、システムを分かる人がいない組織、知財事務のことを分かる人がいない組織でも安心して使っていただくためのサポート業務も行っており、この、システム操作や知財事務の仕事を代行するメンバーが今回募集する「知財事務」の方です。

具体的な仕事内容は?

システムについての説明や、いわゆる普通の特許事務を担当してもらうイメージです。

例えば外国の代理人とのコレポンやメールでのやり取りをしたり、現地代理人からのアレコレに対応したり、国内出願の際にはインターネット出願ソフトの操作サポートをしてもらったりもします。

当然これらのやり取りはデータとして記録しますから、知財管理システム・root ipへの登録作業もお願いします。本当に、知財事務全般を担当してもらう形ですね。

root ipで働く面白さ、特徴的な部分を教えてください。特に、特許事務所の”特許事務”とはどんな違いがあるのか、気になります

まずroot ipならではの部分ですが、「なんでこんなことやるの?」と思うような”ムダな業務”がほとんどありません。

これは私自身が”ムダな業務”をやらないタイプだからなのですが、それもあって、会社全体も効率化を非常に重視しています。

提供している知財管理システムに使いづらいところがあったら自分たちですぐに改善したり、社内業務をどんどん効率化していったりしています。自分たちの手でいろいろ試行錯誤していけるので面白く、また自分の成長も実感しやすいと思います。

知的財産のスキルのみならずITスキルを代表とする、汎用的なスキルが身につくのも特許事務所との違いかなと思います。

それから、誇張でなく残業がほぼない職場という点も特徴的です。月の残業時間は10時間も行きません。1日あたり10分~20分くらいの残業でみなさん退勤しますし、有給休暇も全部使ってもらっています。

私の経験上、特許事務所は意外と残業がある職場だと感じています。ですが当社は本当に9時5時半の定時でみなさん退勤していて、子育て中の方なども働きやすいと思います。

職場の環境について

ここからはスタッフのGさんにお話を伺いたいと思います。早速ですが、貴社はどんな雰囲気の会社ですか?

当社は少数精鋭ということもあって、ワンフロアで開発も営業も仕事をしているのですが、とっても風通しが良いです。

営業から開発への要望や、開発から営業への提案など、部署間でのコミュニケーションも多く、代表にも直接、気軽に相談ができる環境です。

スタッフの年齢も20代~40代と比較的近いことがあってか、みんな話しやすいです。知財業界のなかでは比較的コミュニケーションが多い環境だと思います。

代表も話していたように残業もほとんどなく、なおかつ休みも取りやすいので大変働きやすいです!

現役で子育てしている人もいますし、時間休もごく当たり前に取れますので、保育園から連絡がきたらみなさん行きます。私自身子育て中なのですが、休みの取りやすさやテレワークはありがたく、root ipは働きやすい会社だなと感じています。

では大倉様から見てはいかがですか?

代表の私自身が一番柔軟に休んでいますし、それを活かして子育てもしています。

それから当社は少数精鋭なこともあって1人あたりの売上が高いのですが、それらをパソコンなどの職場環境整備、打ち上げ、取り寄せグルメなどで従業員に還元しています。

会社の今後について

将来、株式会社root ipをどんな会社にして行きたいですか?

私たちの目指すところは、知財業務を極限まで効率化させることです。

よく世間ではDXやシステム化が叫ばれていますが、DXの本質は競争力を高めることです。知財業界における競争力とは弁理士の腕前や知財戦略の検討といった、人間が担う部分です。

逆に言うと、それ以外の部分は効率化させちゃえば弁理士や知財部員が本来の力を発揮しやすくなります。

知財管理システムやサポート業務を通じてより良い知財の創出をできるだけサポートするのが我々のビジョンで、今後も皆様の業務をより効率的にさせるサポートを作っていきたいです。

今回の求人について

では具体的に、今貴社ではどのような人材を求めていますか?

提供しているサービスや社内業務のさらなる効率化をするために、こんなことをやってみたい!と前向きに提案ができるような方を求めています。

逆に言われたことしかできないタイプの方だと、当社にはあまりマッチしないと考えます。

また社内外を問わずコミュニケーションを取る機会が多いので、最低限のコミュニケーション能力は必要です。

最後にひとこと、転職者にメッセージをお願いします!

当社は知財業界で長期間活躍できる環境の整った会社だと思っています。知財業界を良くしていきたい、日本の知財をもっと良くしたいという想いを叶えられる職場だとも自負しています。

ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。皆様からのご応募、お待ちしております。