アペリオ国際特許事務所 所長インタビュー
アペリオ国際特許事務所の特徴・強みについて
ではさっそく、貴所の特徴・強みといった部分を教えてください
弊所は外国に強い特許事務所です。
というのも、私がアメリカの弁護士資格を持っていて、向こうの特許事務所で勤めていた経験がありまして。そういった経緯で、この規模の事務所としては外国案件の割合が高くなっていると思います。
また弁護士資格を持っているということで、係争に関わる依頼、ちょっと鑑定書を書いてくれないかーとか、異議申し立てしてくれないかーとか、ライセンス交渉をしてくれないかーとか、他の事務所ではないような仕事が結構あるところも、特徴的な部分かと思います。
係争関係などの、権利化以外のお仕事はどれくらいあるのか教えていただくことってできますか?
案件の種類別で言うと、国内案件が約45%、外内案件が約35%、内外案件が約20%となっていて、全体の半分以上が海外に関係するものとなっています。
ジャンル別に見ますと特許が80%以上で商標が5%ほど、残り10%ぐらいが係争関係の依頼です。
割合でみると1割ですが、弊所くらいの規模の事務所でこういった係争関係の案件が1割あるのは、結構多いと思います。
係争関係の依頼が全体の1割程度、というのもすごいですが、海外関係のお仕事が半分以上を占めていらっしゃるのもすごいですね!
実務以外の面でも、色々な取り組みをしていますよ。
例えば弊所では海外研修に行っていただくことが可能です。
私自身、アメリカに滞在していろんな経験をしてきたことが今の力になっていると思っています。なので所員の人にも、少しでも海外に出てもらって向こうの事務所の方と実際に話し経験を積んでもらえたら、と思い研修を実施しています。
一般的に、この手の研修は弁理士が行くことが多いと思いますが、弊所では事務員の方にも研修に行ってもらうことができ、実際1週間ほど向こうで研修してもらった例があります。
この規模の特許事務所で、事務担当者を海外に派遣するっていうことは、多分他にないです。
それくらい、貴所と外国案件は切っても切れないということなのですね
そうですね。
ほかにも、これは特徴や強みとは少し離れますが、所内勉強会を開催したり月例報告をして事務所の業績を見える化したりといった取り組みを行っています。
働き方について
HPによると「弁理士が英文明細書を翻訳する」方針とのことですが、このポリシーを掲げる理由は何ですか?
これには3つ理由があります。
まずは高品質の英文明細書を提供できるから、ですね。翻訳前の日本語明細書の内容を一番理解しているのはその明細書を書いた弁理士ですから、弁理士が翻訳すれば結果得られる英文も品質が高くなるでしょう。
自分で翻訳をすれば、習得が難しい和英スキルも磨かれるので、英語スキルの向上にもなります。これが2つ目の理由です。
そしてこれが一番大切だと思っているのですが、英語に翻訳する際に、自分の日本語を読まなくてはいけませんよね。このとき、自分のミスっていうものに非常に気付かされるんです。具体的には誤字、あるいは文章の分かりづらさだったり、主語の分かりづらさだったりという部分です。
そういったミスに気付かせてくれるので、次に日本語明細書を書く時に自身の日本語力が向上するんじゃないかと考えて、弁理士自身が明細書を翻訳するというポリシーを掲げています。
入社後の仕事や教育面について、教えてください
入所される方の経験にもよりますが、十分なスキルがある方なら明細書作成を筆頭としたいろんな案件をやってもらうことになると思います。
未経験の方の場合は、私の方から明細書の書き方や英語の翻訳の仕方などを、しっかり指導してできるようになってもらう予定です!
職場の環境について
貴所はどんな雰囲気の職場ですか?
人が少ないこともあって、ワイワイ賑やか!というわけではないです。
小規模ですから、新しく入所される方もなじみやすい環境ではないかと思います。
比較的新しくて綺麗なビルにオフィスを構えています。
外国関係の仕事が多い、と聞くとなんだか多忙なイメージがありますが、実際忙しさはどんなものですか?
残業はそこまで多い方じゃないと思います。
私自身が夜7時くらいになると疲れて帰っちゃうこともあり、事務所全体も残業が強要されないような雰囲気を作っているつもりです。
とはいえ時期によって忙しくなったり、落ち着いたりと波はありますね。
残業時間以外にも、働きやすさという面から見た貴所についてお話を伺えますか?
仕事内容とスキルに応じてテレワークも可能です。
あと事務所によってはスーツ必須のところもあるそうですが、弊所はクライアントと会うとき以外は服装自由で働いてもらってOKとしています。
求人を募集した理由
今回求人募集を行っている理由はなんですか?
まだまだ人数が少ないので、事務所の経営の安定化と事業拡大のために弁理士の人数を増やしたいという思いから、求人募集を行っています。
具体的には、どのような人材を求めていますか?
やっぱり外国の案件が多いので、外国関係の仕事に興味がある、やってみたいと考えている方に来ていただきたいです。
求人詳細では英語力も応募条件に挙げていらっしゃいますが、具体的に求めるスキルなどはありますか?
そこについては、特に条件は付けていないです。英語に抵抗がない、英語を使うのが好きだといった方なら、現時点での英語力は問いません。
今回募集されている中でも、パートナー弁理士として採用する予定の人にはどんなことを求めますか?
「具体的にこんなものを持っている人です!」となかなか言い難いのですが、パートナーなので、所長の私にないものを持っている人だと良いなとは思っています。
最後にひとこと、メッセージをお願いします!
私たちの事務所名である「アペリオ(aperio)」は、ラテン語で「開く」を意味する言葉です。
この名前に込めたように、弊所では他事務所ではできないような仕事もできたり、日本語・英語両方のスキルを向上できたり、外国知財実務に強くなったりと、様々な道を開いていくことができます。
このインタビューを読んでいる方の中にも、新しいことをするのが好き、チャレンジするのが好き。そして、新しいことに取り組んで成功してく体験をしたい!と思っている人がいることでしょう。
そういった考えをお持ちの方なら、アペリオ国際特許事務所で、お互い楽しくやっていけると思います。
皆様のご応募、お待ちしております!