アペリオ国際特許事務所 所長インタビュー

国際的な知財実務の最前線で活躍する同事務所のユニークな特徴、人材育成への熱い思い、そして求める人物像について深く掘り下げました。
アペリオ国際特許事務所の特徴・強みについて
ではさっそく、貴所の特徴・強みといった部分を教えてください
「弊所は外国に強い特許事務所です。当事務所の最大の強みは、やはり海外特許に圧倒的な強みを持っている点ですね。取り扱う案件の半分以上が外国に関連する案件なんですよ。そのため、外国に強いという点を事務所の『売り』としています。」
特許案件が全体の約8割を占める中で、国際案件への比重の高さは際立っています。その背景には、所長ご自身のキャリアが深く関係しているそうですね
「私がアメリカの弁護士資格を持っていることが大きいですね。この規模の事務所で、アメリカ特許の鑑定、異議申し立て、ライセンス交渉といった業務まで手掛けているところは、本当に少ないはずです。だからこそ、ここで働くことで、他の事務所ではなかなか経験できないような、多岐にわたる知財実務を積めると思っています。」
人材育成について

入所後のスキルUPについてお伺いします。
「所長弁理士からのOJTが基本になりますが、例えば、英語力向上のための実務を通じた研修としては、まず英語から日本語への翻訳案件で英語に慣れてもらうことから始めます。その後、外国の事務所や顧客へのレター作成など、徐々に難易度の高い業務に挑戦してもらい、レベルアップを図ります。日本語から英語への翻訳は最も難しいので、PCT案件の移行を前提に、早い段階から一緒に翻訳を進めることで、長期的に慣れてもらうようにしています。最終的には、単なる翻訳だけでなく、書き言葉で現場に必要なスキルを習得し、顧客対応までできるようになることを目指してもらいます。」
海外研修制度があるそうですね
実務以外の面でも、色々な取り組みをしていますよ。
例えば弊所では海外研修に行っていただくことが可能です。
私自身、アメリカに滞在していろんな経験をしてきたことが今の力になっていると思っています。なので所員の人にも、少しでも海外に出てもらって向こうの事務所の方と実際に話し経験を積んでもらえたら、と思い研修を実施しています。
一般的に、この手の研修は弁理士が行くことが多いと思いますが、弊所では事務員の方にも研修に行ってもらうことがあり、実際2週間ほど向こうで研修してもらった例があります。
この規模の特許事務所で、事務担当者を海外に派遣するっていうことは、多分他にないと思います。
スキルアップできそうな職場環境ですね。どんな方に募集していただきたいですか
「一番は積極的な方ですね。知識欲が旺盛な方が理想です。『勉強を頑張っている』という姿勢も評価したいですし、仕事ぶりからきちんと知識が身についていることが分かるような人物。何事にも積極的に取り組める方が良いですね。特に『チャレンジ精神があり、チャレンジに前向きな方』を求めています。」
他事務所との違い

HPによると「弁理士が英文明細書を翻訳する」方針とのことですが、この方法は珍しいと思うのですが、このポリシーを掲げる理由は何ですか?
これには3つ理由があります。
まずは高品質の英文明細書を提供できるから、ですね。翻訳前の日本語明細書の内容を一番理解しているのはその明細書を書いた弁理士ですから、弁理士が翻訳すれば結果得られる英文も品質が高くなるでしょう。
自分で翻訳をすれば、習得が難しい和英スキルも磨かれるので、英語スキルの向上にもなります。これが2つ目の理由です。
そしてこれが一番大切だと思っているのですが、英語に翻訳する際に、自分の日本語を読まなくてはいけませんよね。このとき、自分のミスっていうものに非常に気付かされるんです。具体的には誤字、あるいは文章の分かりづらさだったり、主語の分かりづらさだったりという部分です。
そういったミスに気付かせてくれるので、次に日本語明細書を書く時に自身の日本語力が向上するんじゃないかと考えて、弁理士自身が明細書を翻訳するというポリシーを掲げています。

職場の環境について
貴所はどんな雰囲気の職場ですか?
「アットホームな感じですね」。
小規模ですから、新しく入所される方もなじみやすい環境ではないかと思います。土日に社員同士で集まることはなく、プライベートの時間を大切にするというメリハリのある働き方が重視しています。
働きやすさという面から見た貴所についてお話を伺えますか?
仕事内容とスキルに応じてテレワークも可能です。
あと事務所によってはスーツ必須のところもあるそうですが、弊所はクライアントと会うとき以外は服装自由で働いてもらってOKとしています。
求人を募集した理由
今回求人募集を行っている理由はなんですか?
今回の募集は、主に事業の拡大と発展、そして事務所の安定性、継続性のためですね。正直なところ、現在の人数ではお客様からのご依頼に対応しきれない状況になっていまして、お客様からも人員増強を求められています。また、営業活動を進める上でも、ある程度の人数が揃っていないと仕事を発注してもらえないという実情もあります
「実は、長い間募集を出しているのですが、なかなか良い人材に出会えていないんです。将来的には、事務所の発展に貢献し、共同経営者となっていただけるような方も視野に入れています。」
長く採用できずにいらっしゃとのことですが、スキルの問題がおおきいのでしょうか?
過去の採用に至らなかったケースでは、スキルだけでなく性格的な要素も大きかったでねす。自身の市場価値を高めるために、専門性を身につけようとする意欲のある人材が最も良いと考えています
編集部から
森所長の言葉からは、国際的な知財分野で自身の可能性を広げたいと願う意欲的な人材にとって、同事務所が最適な成長環境を提供していることが強く伝わってきました。グローバルな舞台で活躍し、自身の専門性を高めたい方は、ぜひこの機会に応募を検討してみてはいかがでしょうか。
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