弁理士法人IPX CEOインタビュー

弁理士法人IPXの特徴・強みについて

まず初めに、貴所の特徴・強みを伺いたいと思います。

この業界はかなり手仕事での作業が多いのですが、弊所では自前のITシステムを持っています。

ですから作業が爆速ブースト化しているというのが、かなり強いと思っています。

システムを取り入れることで、人間の能力というものをさらに加速させている。ひいては他の事務所と比べてかなりクイックな仕事ができるのは弊所ならではの強みです。

ちなみにお話している自前のシステムは、自分たちで特許を20個近く持っています。

※システム内容と特許については公式HPをご覧ください。

HPを拝見しても「速さ」を大事にしていることが随所から感じられますが、速度にとてもこだわる理由はなんですか?

世の中、速さが全てです。

状況が刻一刻と変わりますから、チンタラしていると置いていかれてしまいます。

特に弊所はクライアントの半分近くがスタートアップです。スタートアップの場合、意思決定に1ヶ月待たせてしまうと資金が足りなくなって潰れちゃうことが、ごく普通にあります。

ですからクライアントを守るためにも、素早くサービスを提供するのは絶対使命だと考えています。

左:CEO押谷氏 右:COO/CTO奥村氏

システムと速さ、以外の強みもぜひお聞きしたいです

お客様のバランスがすごくいいと思っています。

現在はスタートアップの案件と大手・グローバル企業の案件、それから大学の案件もいただいていているのですが、それぞれ属性も、もちろん要望も違います。

バランスよい顧客層を持っていることで色々な対応方法が蓄積されるんですね。顧客の偏りがないので、視野の偏りというものも軽減されます。

蓄積したものは共有しあっているので、スタートアップのやり方が大企業の案件に活かせたり、大企業や大学のやり方を活かしてさらにレベルの高いサービスをスタートアップに提供できたりもします。

貴所は外国出願にも強みがあると伺いました

グローバルネットワークというものは、かなり意識しています!

私とCOOの奥村は短期間ながら留学経験があります。そこで得た人脈等を含むネットワーク構築がかなり進んでいます。今年で事務所設立6年目に入ったところなのですが、それくらいの規模にしては海外代理人との関係がかなり構築されています。

詳しくは公式Twitterに投稿しているのですが、びっくりするくらい現地の特許弁護士が弊所に訪問してくれています。それくらい、外国のネットワークというものはどんどん強化されています。

 

案件の数としても、相当数あるのでしょうか

全体で見れば内外/外内案件を合わせて30%前後でしょうか。今は数としては多くないですが、今後どんどん案件数は増えていく見込みです!

HPでは、皆さんが多彩な資格を持っていることも大変印象的でした

そうですね、弊所には弁理士から事務スタッフまで、実力の高い人が揃っています!良い人がどんどん集まり、それを見て更にいい人が集まっているスパイラルに入ってきました。

たとえば弊所には語学に堪能な人がめちゃくちゃ多いです。英語、韓国語、中国語、フランス語など、驚くくらい多くのスタッフが達者に話せます。あるスタッフも、周りの影響で言語の勉強を始めたと教えてくれました。

そんな風に、いいメンバーとの出会いが良い意味で刺激になっている特許事務所です。

これまでの経歴を見ても、中にはアーティスティックな活動、音楽や生け花やイラスト絵画など、色々なバックグラウンドの人がいます。

本当に業界でもトップランクの人材が集まっていると思うので、いい人材に囲まれた環境に自分を置きたいという人には自信を持っておすすめできる職場です!

理念・ポリシーについて

仕事をする上で大切にしていることはなんですか?

私たち自身はモノを作ることはありません。けれども、あらゆる業種・業界に対してサービスが提供できます。

業種業界を問わず影響を及ぼせるので、全業種の知的財産の創出を底上げして、世の中をもっと良くできたらと考えています。

IPXという事務所名には、どんな想い・意図を込めていらっしゃいますか?

まずIPの部分は「Intellectual Property」から取っています。この単語は日本語にすれば知的財産という意味で、我々が扱うサービスそのものを指しています。

そしてXという言葉には、未知の可能性という意味があります。

従来の事務所と違う、最新のテクノロジーや考え方をもっと取り入れて、知的財産の新しい可能性をもっと模索しようという意図を込めて、「IPX」という名前を付けました。

具体的な仕事について

ここからは、具体的な働き方について質問したいと思います。
まず貴所は独自のシステムという部分について、教えてください。

システムは弁理士用と事務用で分かれていますが、全スタッフが触れます。またハイスペックなノートパソコンを貸与しているので、リモートでも問題なく作業してもらえます。

ただITリテラシーの低い人だと、結構慣れるのが厳しいでしょうか。ITツールを使える人でないと、弊所にはマッチしないと思います。

実際問題としては、どの程度のITリテラシーを求めますか?

「プログラミングができないとダメ」といったことは決してないんですよ。私もプログラミングはできません。

もちろんファイル名の付け方や格納場所を守るなど、一般的なリテラシーは当然必要です。それにプラスして、新しいシステムを楽しんで、色々と触れるような方なら問題ないと思います。

チーム制、という部分も貴所の働き方の特徴のひとつかと思います。この点についても、詳しく教えていただけませんか?

特許事務所というと個人プレーで所内もシーンとしていると、よく言われています。

弊所もキャピキャピしているわけではありませんが、「情報共有」というものを重視していて、クラウドのメモサービスなどを使って、みんなのナレッジを横に展開しています。

それに加えて、チームミーティングも積極的に行っています。定期的にチーム単位でトレーニング兼ゲームのような取り組みをやって、コミュニケーションの活発化を図っていますよ。

困った時もチャットなどで全体に対して質問したり意見求む、みたいに書き込むと周りからアドバイスが来るっていうムードが作られています。

チームとしての貢献度、は人事評価の中にも組み込まれていて、ボーナス時の特別賞を決めるときに、周りを積極的にサポートしていた人・情報共有していた人を投票してもらう仕組みを作っています。

システム導入によって圧縮された時間は、たとえばどんなことに当てているのですか?

個人の裁量に任せていますが、新たな仕事をやるケースが多分一番多いです。

ですがそれ以外にも、圧縮された時間でさらに別のサポートをすることもあります。

今までなら1時間ヒアリングをして書類作成をし、案件完了させていたところを、より最初のヒアリングに時間をかけて、明細書の内容を膨らませたりもう一段階上の特許にしたりと、より上流にある重要な工程に時間をかけることも可能になりました。

今回入所される方は、どんな風に仕事をしていくイメージですか?

まずは職場とシステムに慣れてもらい、そこから明細書を作成してもらう形です。

職場の環境について

続いては、職場の環境面について伺っていきます

ではこの部分については、事務スタッフの橋本さんにバトンタッチしたいと思います。

橋本様:橋本です。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。
早速ですが、貴所はどんな雰囲気の職場でしょう

業務のチャットがあるのですが、そこでもちょっとした冗談とか雑談が入りやすいので、そういうところで、仲の良い感じがすごくします。

気軽に言い合える、いろんなことを言い合える、雑談の中から面白いねってことで仕事に繋がるようなこともちょっとある。そういうところがある職場です。

こう聞くと「社員のみんなが仲良しのアットホームな職場」と敬遠される人がいるかもしれません。

ですが私自身も「社員みんな仲良し」の職場は苦手で応募しないタイプでした。実際働いてみるとすんなりと入って馴染めたので、いわゆるコミュ強タイプから物静かタイプ、人見知りタイプまで、なんとなく関わっていける環境かなと思います。

働きやすさという面から見たIPX、についてはいかがでしょう

特許事務所は、弁理士はリモートOKだけど事務は絶対出勤、というケースが多くあります。これは昔からで、コロナの時期もそうでした。

ですがIPXはペーパーレスが進んでいて、事務も在宅、フレックス共に取り入れられています。ですから子供のお迎えなどにも柔軟に対応ができて、とても働きやすいなと感じます。

やはり在宅で働いている方が多いですか?

郵便物がある関係上、ある程度の出勤は必要となりますが、頻度は人それぞれです。多い人だと週4で来ていますが、週1しか来ない人もいます。

「私だけたくさん出てくる!」みたいなこともなく、お互いに出勤したい時に来れるようになっています。

橋本様、ありがとうございました。
ここからは押谷様に職場環境について、CEOとしてどんなことを意識しているか伺いたいと思います

「働きやすい環境を作る」っていうのはすごく考えています。それこそ、最初の従業員10人未満のときから就業規則などを作っていました。

10人未満なら就業規則を作る義務はないのですが、今しっかりやらないと将来まずいなと思い、設立序盤からコンプライアンスなどをかなり意識してきました。

それから、できる限り従業員に還元しようというポリシーで色々頑張っています。ボーナスの金額、月1の出張整体師、ベビーシッター券など、従業員が働きやすいよう意識しています。

そのうえで、なるべくコミュニケーションを取れるようにする、という点も注力しています。

他には「昔の悪しき習慣」は捨てていっています。例えば勤務時間の固定など、今の時代だと合理的じゃないような話はいっぱいありますよね。

弊所は、チームとしてのアウトプットをきちんと出してくれれば勤務時間や勤務地は気にしないという思想なので、コアなしフレックス制でやってもらっています。

今回の求人募集について

貴所では具体的に、どんな人材を求めていますか?

大きく3つあります。

一つ目は、自律していて自分で動ける人であること。

二つ目は向上心がある人。

そして三つ目はGiverであってTakerでない人。つまり与える人であって奪う人でないことです。

併せて、今回求人募集している理由も伺いたいと思います

弊所は今、かなり案件が増えてきています。最近も新たなスタッフが入所したのですが、それを上回るくらい案件が増加しているので、自分で仕事をできる経験者の方がほしいなと思い、求人を出しています。

今回は「電気/機械/ソフトウェア/AI」の分野を募集していますが、特に求める分野などはありますか?

うーん、IT系になるでしょうか。とはいえ現在のメンバーはIT系が多いので、構造系もありがたいところです。

弊所に入った場合、「IT系だけやります」「構造系だけやります」という働き方よりは、色々と分野の幅を広げて欲しいなと考えています。

そういう意味でも向上心がある人に応募していただきたいです。

最後に、転職者へ一言メッセージをお願いします!

橋本様:色々やりたい、好奇心が多い方と一緒に働けたらと思っています。教えてもらうのを待つのではなく、一緒に勉強していけるような方は、ぜひ連絡をしてください。

押谷様:カジュアル面談もウェルカムなので、やる気と向上心がある人は気軽にドアをノックしてください!

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