弁理士法人磯野国際特許商標事務所 代表インタビュー
特徴・強みについて
取り扱い分野・得意分野について教えてください
電気、機械、化学など、全ての分野に対応しています。
最近は、電気、通信、情報処理、制御といった案件が増えています。
そんな貴所の特徴・強みはなんですか?
離職率の低い職場かなと思っています。平均在職年数も13年を超えました。
人材の定着率が高まると、クライアントのニーズに精通したスタッフが増え、サービスの質向上に繋がります。
また、弊所は創業から半世紀を超える長い歴史があることもあって、クライアントも多種多様です。
大手企業、高い技術力のある中小企業、そして個人のクライアントまで、様々な発明に接するチャンスがあるのも、弊所のよいところかな思います。
貴所は国内と外国で部門を分けていますが、外国案件もかなりあるのですか?
国内出願と外国出願の件数の比率は、2:1くらいですね。
外国部に入所された場合には、内外案件・外内案件を担当していただきます。割合で言うと内外案件が80~90%、外内案件が10~20%程度という配分になっています。
働き方について
普段の業務で、大切にしていることはなんですか?
「プロフェッショナルとして、クライアントの利益になる仕事をしましょう」という方針で、先代の時代からやってきました。
私たちの考えるプロフェッショナルの要件は、制度や技術に精通していることに加え、限られた時間であってもクライアントのニーズに合わせて最適・最善のアウトプットを提供できることです。
クライアントごとに「良い明細書」に対する考え方は違いますし、出願の目的や明細書の書き方も異なります。自分のやり方や考えを押し通すのではなく、クライアントの意向を汲んで柔軟に対応するよう、スタッフに伝えています。
事務所によっては国内出願の担当者が外国出願を担当する一貫式のところもあります。貴所のように分業式になっていることは転職者にとって、どんなメリットになるのでしょう?
国内部であれば、英語力を気にすることなく転職することが可能になりますから、英語が苦手な方にとっては応募のハードルが少し下がるのではないかと思います。
一方、外国部であれば、明細書の翻訳やOA対応が中心になりますので、明細書を一から起案できる自信の無い方でも、応募しやすいのではないかと思います。
ちなみにノルマはありますか?
ノルマは設けていません。
迅速に対応することは重要ですが、ノルマを課すと、対応がおろそかになったりクライアントをせかしてしまったりと、CSの低下に繋がりかねません。
ですので月何件という数字ではなく、一件一件をきっちり仕上げることに重きを置いています。
ではどのように評価をしているのか?というと、時間あたりの売上を見ています。
売上だけを見ていると、効率良く働いているのか否かを判断しにくくなります。残業せずに1000万円を売り上げた人と、長時間残業をして1000万円売り上げた人、どちらを評価すべきか。弊所では、時間あたりの売上単価の高い人、つまり、前者の方が好ましい働き方であると考え、時間あたりの売上による評価を数年前に取り入れました。
このような評価が功を奏したのか、平均残業時間は減少傾向です。
今回採用された人は、入所後どんな風に仕事をはじめてもらうイメージですか?
明細書作成経験のある方なら、各クライアント担当の責任者の下で、実務を担当していただきます。
明細書作成経験ゼロという全くの初心者の方は、やはり実際に書かないと始まらないので、まずは書いて、それを責任者にチェックしてもらうOJT形式で学んでいただきます。
まったくの未経験で入所するのは不安があるかもしれませんが、私自身、全くの初心者で入所していますし、私以外にも未経験で入所したスタッフが大勢います。向上心や好奇心を持っている方であれば未経験でも十分にやっていけると思います。
職場の環境について
職場の雰囲気について、教えてください
在宅勤務の割合が高いこともあり、事務所の中は「すごい静か」です。また、所内の座席数は所員数の4割程度しかありませんので、毎日抽選で座席を決めています。出勤するたびに席が替わるため、最初は少し戸惑うかもしれませんが、だからといって相談しづらい雰囲気ではありません。真面目で温厚なスタッフが多いと思いますので、相談や質問には丁寧に応えてくれるはずです。
メールやチャットもあり、一人ひとりに社用スマホを支給しているので、誰とでもコミュニケーションを取れる環境はありますよ。
在宅中心という方針なのですね!先ほども話題に上がりましたが、働きやすさという面から見た貴所は?
コロナ禍を契機に在宅勤務を制度化しました。包袋のペーパーレス化や業務手順の見直しで、毎日出勤せずとも業務を遂行できるようになったため、今では技術系、事務系を問わず毎日7~8割のスタッフが在宅勤務をしています。クライアントとの打ち合わせなど業務上必要があるときは出勤していただきますが、週〇日は出社してください、というルールは設けていません。
なので働き方は様々です。在宅と出勤を併用する人もいれば、殆ど在宅という人もいます。介護等の事情で遠方の実家に戻る人もいますし、子育て等の理由で時短勤務をしている人もいます。
例えば、介護のために遠方の実家に帰らないといけない、という状況になると、従前であれば退職や休職せざるを得ませんでしたが、在宅勤務を取り入れたことで、退職や休職をせずに実家に戻って今までどおり仕事を続けられるようになりました。子育てや介護など一人ひとりの事情に合わせた働き方を選べるようになったのは、働き手にとって大きなメリットだと思います。
経営サイドから見ても、仕事に精通したスタッフがご家庭の事情で辞めてしまうのはとても残念なことですが、在宅勤務によって回避できるようになったのは大きなメリットです。
残業時間も短くなっていたりと、お話を伺うだけでも働きやすそうだな~と思いますね
とはいえ入所して最初からフルリモート、なんて働き方は難しいと思うのですが…
試用期間中は、事務所(編集部注:東京都千代田区。半蔵門駅近辺)のほうに出勤していただき、仕事の流れを覚えたり、上長をはじめ他のスタッフとの関係を築く期間としていますが、経験者なら力量に応じてリモート開始時期を前倒しにすることもあります。
また、関東圏以外にお住まいの方については、試用期間中の出勤のルールを個別に検討しますので、ご相談ください。
今回の求人について
今回求人募集している理由を教えてください
電気、通信、情報処理、制御といった分野が増えているので、これらの分野に対応可能な人員を増強したいからです。もちろん、機械、化学など他の分野を得意とする方も大歓迎です。
具体的には、どのような人材を求めていますか?
発明を分かりやすく正確に説明する仕事ですので、文書を丁寧に書ける方がよいですね。発明者や審査官と対話する必要もありますので、謙虚で気遣いのできる方だとより良いですね。
また、国内出願でも、日本語以外を母国語とする発明者と英語で発明相談をするケースがありますので、英語力を活かしたい方も大歓迎です。
最後にひとこと、メッセージをお願いします!
磯野国際特許商標事務所は、数多くの優良なクライアントと実直なスタッフに支えられたクラシカルな特許事務所ですが、在宅勤務を積極的に活用できるようにしたことで、スタッフそれぞれが自身のライフステージに合った働き方を選択できるようになりました。
それから弊所は世襲ではありません。私も2人の副所長も事務所を法人化するまでは雇われの身でした。今回入所される方にも経営に携わるチャンスがありますので、事務所経営に興味がある方も大歓迎です。
皆様からのご応募、お待ちしております!
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