明倫国際法律事務所 代表インタビュー
明倫国際法律事務所ってどんな事務所?
法律事務所は、特定分野に特化していたり総合性を売りにしていたり、色々なスタイルがあると思いますが、明倫国際法律事務所は、どんな事務所ですか?
私たちは、法律事務所としては中核・中堅に位置しています。
これは病院にたとえると分かりやすいのですが、法律事務所のなかでも、一人事務所などは町のクリニック、近所のかかりつけ医のような存在です。他方で、五大事務所などのような数百人規模の事務所は、国立がん研究センターのような立ち位置です。
そして明倫国際法律事務所はその中間に位置するような、地域の総合病院のような形でサービスを提供しています。事務所のなかにいろんな専門分野がきちんとあって、なおかつその専門分野を組み合わせて、その人が一番必要としているものを提供しています。
明倫国際法律事務所で取り扱っているサービス
明倫国際法律事務所は、それぞれの専門分野がセットになって、ビジネス全体に対応できるのが特徴です。
例えばある企業がIT系の新規事業をやるとなったとき、知財戦略の作成、権利形成、海外展開支援、契約関係のフォロー、リリース時の消費者関係の各種対応など、一連のニーズに対応できるようになっています。
またビジネスソリューション、ビジネスコンサルティングのような業務も結構やっている点も特徴的ですね。
聞かれたことに答えるだけとか、権利化しておしまいとかではなく、そこから一歩踏み込んで、どういう権利を登録したらビジネスが上手くいき海外展開のような活用方法へとつなげられるかを、一式まとめてやっている事務所になります。
専門分野のうちのひとつとして知財があるわけですが、これは比較的レアなパターンで、たいていは法律事務所の機能と特許事務所の機能が独立してポンとある形です。
弁理士視点から見る明倫国際法律事務所は
貴所で働く弁理士の担当可能な業務範囲を教えてください。こちらも事務所ごとにかなり差が出てくる部分だと思うのですが…
明細書を書くのが大前提ではありますが、そこにプラスして自分がやりたいことを選んでいいという仕組みにしています。これは弁護士とも共通した仕組みですね。
ですから「ある分野の技術を深めて、その分野の明細書をしっかり書きたい」も「明細書作成のほかに、知財コンサルティングをやってみたい」も「知財戦略作りにも関わりたい」というのもOKです。
弊所には専門分野がたくさんあるので、だいたいのことはできますから、自分の興味があることを伸ばしてキャリアアップしていただきたいと思っています。
弁理士が法律事務所で働くことには、どんなメリットがありますか
特許事務所は、明細書を作って権利化するのが中心業務です。もちろん弊所の弁理士も、明細書作成・権利化が基本業務であることに変わりないですが、特許事務所では経験できないような機会が多くあります。
特に私たちはビジネスコンサル的なこともやりますので、弁理士の方も、海外ビジネスの展開全体をサポートしながら知財の役割を考えることもあれば、知財戦略を練ってオープン・クローズド戦略を考えていくこともあるでしょう。
そのなかで、作った知財でライセンス交渉してフィーにつなげられたり、M&Aの際に評価を受けたりといった、自分が作った権利がどうビジネスに活きていくのか、を一緒に見ていけるのが面白いと思います。
働き方について
日々の業務で、大切にしていることはなんですか?
クライアントのビジネスバリューをアップさせる、というのが私たちの提供しているものです。
例えば「権利を作って良かったですね」とか「裁判に勝って良かったですね」というのではなく、「明倫が色々と助けてくれたので、依頼する前に比べて売上が大幅に伸びました」といった価値の提供を目指しています。
我々が提供するものに価値があるのは当たり前のことですが、その結果としてクライアントの価値が伸びるところにまでコミットするよう意識して業務を行っています。
これは事務所名の「明倫」に込めたものでもあります。「明倫」とは、道を明らかにする、あるいはあるべき方向性を指し示すといった意味がある孟子の言葉です。
「聞かれたことに正確に答える」だけでなく「経営目標を実現するために最もよい道を、一緒に考え、積極的に提案する」事務所でありたいと考えています。
今回採用された人は、入所後どんな風に働いてもらうイメージですか?
経験がある人の場合は、まず明細書を書いてもらう業務から始まります。
打ち合わせには基本的に同席してもらっていますが、基本的にはZoomなどのWebミーティングで打ち合わせをしているので、事務所で対面参加でも自宅からリモート参加でもOKとしています。
あとはご自身のやりたいことに応じて働いてもらっていますので、明細書作りを極めたいからリモート中心で仕事をする方もいれば、コンサル系のことをやるためにお客様のところへ行って打ち合わせをする方もいます。
今回の求人は未経験も応募OKですよね。もし未経験者を採用した場合の教育面について、知りたいです
もし未経験で入所された場合は、明細書の書き方だったり実務上の手続きについてだったりを最初に研修で勉強してもらって、それから実際に明細書作成へと取りかかっていきます。
書いたものを弁理士に提出して修正して、のキャッチボールをしながら、明細書をしっかり、そして主体的に作れるようになっていってもらいます。早い方だと半年程度で簡単な、ものを主体的に書けるようになりますが、こういった形で徐々に主体的な仕事ができるようになってもらうようにしています。
HPを拝見しましたが、貴所は勉強会にも積極的だそうですね
そうですね、事務所のなかでは定期的に勉強会をやっていて、例えば弁護士や弁理士が事例報告をしたり、工夫してうまくいったことを共有したりしています。
ほかにも新しい法律や制度ができたときに、所内で共有するための勉強会も開催していますので、こういった機会も活用しながらブラッシュアップしてもらっています。
最近ですと生成AIの興隆がすごいですが、生成AIの法規制はまだ全然固まっていないので、現状の仕組みや法規制の状態を所内で共有したりしました。
職場の環境について
貴所はどんな環境の職場ですか?働きやすさや、事務所の雰囲気を教えてください。
先ほども少し触れましたが、フルリモートOKで勤務地は問いません。勤務時間も自由に設定できます。
「未経験者は最低3ヶ月出社しないとダメ」というようなルールもありませんが、未経験者が新しい職場で最初からフルリモートとなると、ご本人が質問や相談をしにくいかなと思うので、そういった場合は事務所に来ていただいたほうが良いとは思います。
もちろん、事務所で仕事をする場合は専用ブースを設けていますし、働きやすいよう色々な工夫をしています。
弊所は福岡事務所と東京事務所(編集部注:所在地はそれぞれ、福岡市中央区天神と千代田区九段下)にあるのですが、どちらのオフィスもブースを完全個室にせず、簡単に声をかけ合えるようになっています。
またチューター役が付きますので、担当案件以外のこと、働き方についての悩みだったりも気軽に相談できます。
ほかにも任意参加の懇親会を時折やっていますし、全体的にフレンドリーで話しやすい、相談しやすい環境があると思います。
ネガティブ思考な人もいませんし、飲みに行ったり冗談を言ったりすることも普通にできるような職場です。対人関係のストレスがほとんどない事務所で、楽しく働けると思います。
事務所の今後について
これから、明倫国際法律事務所をどんな事務所にしていきたいと思っていますか?
クラアイントの価値を創造していくという今の方向性のまま、事務所を成長させていきたいと考えています。
単純な出願業務以外に、知財戦略を作る仕事や海外展開支援の仕事といった、ほかの事務所ではできないサービスを通じて価値を創造する仕事をしていきたいです。
そのなかでも知財は、付加価値を生む上で重要な部門です。
ですから今回入所される人には、やりたいことをやってもらいながら一緒に成長していけたらと思っています。
今回の求人について
今、貴所で求めているのはどのような人材ですか?
明細書がしっかり書ける方です。
むしろ私たちが転職者の方にアレコレ求める、というより、弊所の「いろんなことができる」部分を活かして自分のキャリアを伸ばすことに興味がある方に来ていただけたら、お互い成長できると思うので嬉しいなと考えています。
最後にひとこと、メッセージをお願いします!
明倫国際法律事務所に来てもらったら、まだ自分でも知らないキャリアの道が見えてきたり、「私ってこんなこともできるんだ」という発見もあったりします。
自分の好きな働き方で、自分のやりたいキャリアを築ける環境ですので、自己成長やキャリアアップを真剣に考える人にはぴったりの職場だと思います。
少しでも興味が湧きましたら、ぜひ気軽にご連絡ください。
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